低糖質ダイエットで失敗しない方法 質の悪い動物性タンパク質や脂肪は死亡率が上昇
【50歳からでも遅くない 男のアンチエイジング術】 美しく健康に年を重ねるために不可欠な「メンズ美容」。時間・労力・コストをかけることなく、50歳からでも手軽に始められる「メンズ美容」を毎週月曜日にお伝えします。 【写真】店頭でも目にする機会が増えたロカボ認定食品。その数は約1000品にも及ぶ 50歳を過ぎて自分の体形に危機感を覚えた男性は、ダイエットを試みたことが一度はあるでしょう。 世の中にはさまざまなダイエット法がありますが、最も代表的なものは「低糖質ダイエット」です。 方法はいろいろありますが、共通点は「炭水化物の摂取を制限する」ことです。 かく言う私も、3年前に3カ月間、極端な低糖質ダイエット(ケトジェニックダイエット)を行い、約8キロ減量した経験があります。 低糖質ダイエットの一番のメリットは、「短期的に」やせることができることです。 他のダイエット法と比較しても、減量の初速は圧倒的に速く、平均して3カ月で平均6キロ減量するというデータもあります。さらに肥満の人の血圧や血糖値を低下させることもあるのです。 とはいえ、低糖質ダイエットは万能ではありません。 第一に、このダイエット法はしんどく、継続率が低いことがあります。 私もそうでしたが、ダイエットを始めた初期は理由もなくイライラすることがあります。 また、世の中の食事は炭水化物が中心なので、特に外食時などは食事の選択が難しく、タンパク質メインの食事をチョイスすると費用が高くなることもしばしばです。 さらに、低糖質ダイエットをする場合、タンパク質と脂質を十分に摂取して意識的にトレーニングをしない限り、必ず筋肉量は減少します。 それらを怠ると、体の代謝は悪くなりリバウンドしやすい体になる上、リバウンドした後の再減量がさらにしんどくなります。 低糖質ダイエットで重要なことは、糖質の代わりに摂取する栄養素です。 糖質をカットした分、質の悪い動物性タンパク質や脂肪ばかりを摂取する人は死亡率が上昇する危険性を秘めています。 逆に植物性タンパク質や野菜で補った人は死亡率が低下したという報告があります。 冒頭でお伝えした私の減量ですが、結果的には1年でリバウンドしました。週1回30分からでもいいので、運動の習慣を身に付けた上で、バランスのよい食事を心がけて無理のない低糖質ダイエットが長期的にみると正解かもしれません。 たとえダイエット中でも週に1回は「チートデイ」(好きなものを自由に食べる日)を作ってあげましょう。 ■西嶌暁生(にしじま・あきお 医学博士、形成外科専門医、MBA。1984年7月7日生まれ、富山県出身。形成外科・美容医療の専門医として、10年以上、臨床と研究に従事。2019年から恵比寿形成外科・美容クリニック副院長。著書「だから夫は35歳で嫌われる~メンズスキンケアのススメ」(光文社)が発売中。 ■低糖質ダイエットのポイント ☆低糖質ダイエットは、短期的な減量速度において他のダイエット法に比べて圧倒的に速い。 ☆カットした糖質の代わりに摂取する栄養素の選択に注意する。 ☆運動の習慣を身につけてから始める。
